てれんぱれんな日々

アラフォー女暮らしの記録

【テレビ番組】『100歳から始まる人生(Life begins at 100)』(NHKBS世界のドキュメンタリー)

102歳のブロガーであるスウェーデンのダグニー・カールソンさんに密着したドキュメンタリー。

たまたま見ていたテレビで、ブログを更新するおばあちゃんにドッキリしてつい見入ってしまった。

黒字に小さな白い水玉のジャケット、エメラルドグリーンのストールのおしゃれなおばあちゃん!茶目っ気とユーモアたっぷり。足腰もしっかりと少し猫背に早足で歩く。

ダグニーさんのお宅は、絵画と緑の植物に囲まれ、センス良くきちんと片付いている。物を大切に穏やかに暮らしている様子がよく分かる。テーブルに飾られた花、90歳の妹へのプレゼントの花束…、暮らしの中に花と緑が自然に備わっている。

パソコンは4台目。ブログの更新は毎晩、読者は何と2万人!ブログを書くことで充足感が得られるのだそう。パソコンの配線や設定も何のその、逞しいコンピューターおばあちゃんである。昔なりたかったという教師の夢もパソコン教室の先生として夢を叶えた。

そんなダグニーさんも、若い頃は内気で自信がなく、ありのままの自分を出す勇気がなかったそう。ご自身いわく「目立たない灰色のねずみ」。何て愛らしい。アルコール依存症だった最初の夫の結婚は上手くいかず、シャンデリアとともに逃げ出した。自分を救えるのは自分だけという気骨ある祖母の教え。37歳で学校に戻り勉強。ダンスホールでの最愛の夫との出逢い。「神々しい」夫と「妖精のように」踊ったという大切な思い出。100歳になってもダンスを踊ってくれる交際相手をネットで探す。その思い叶って、90歳の最高齢DJとの新しい出逢いもあった。「私は私」。何よりダグニーさんを大切にしているのは、ダグニーさん自身だ。

年齢は関係ない(ただし、足腰さえ丈夫であれば)。誰の人生も大切でかけがえのないものであることが静かに伝わった。今月で40歳になった。後60年は続けられる笑。明るさとユーモアが長く楽しく生きる秘訣に違いない。私も毎日を慈しみながら、半世紀後に豊かに思い出せるような、そういう日々を紡いでいけたらいいなと思った。

 

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